子どもたちと私たちの輝く未来を守るために

大分県高等学校教職員組合(高教組)
執行委員長 大野 真二

人はひとりでは成長できません。人との対話によって成長するところが大きいものです。自分ひとりの視点に偏らず、お互いを刺激し合い、互いに成長を促しながら、孤立する人を生まないためにあるのが組合です。どんなに困難な職場でも、仲間と寄り添うことで何とかなることも多くあります。
 今、学校では多忙が常態化し、過労の蓄積が健康を損ないながらも休むことができないという職場実態が報告されています。現場での「競争と評価」の浸透は、「生徒のために」と言いながら生徒と保護者を追い込むだけでなく、教職員自らを際限のない競い合いに追い込んでいます。「生徒のために」としながら無原則に結果だけを追い求める競争を行うことは、職場に分断と孤立という大きな弊害をもたらします。教職員自らが権利行使のできる職場で相互に助け合い、共働する関係を大切にしなが
ら、健康的に職務に専念できる職場環境を作るために、高教組は存在します。
 私たち教職員一人ひとりの力は小さなものですが、力を合わせて大分の教育、子どもたちの未来を守り創り上げていきましょう。みなさんが、一日も早く大分高教組に加入され、私たちとともに大分の高校教育の未来を築く仲間として大いに活躍されることを心から願っています。